大多和会長辞任挨拶

公益社団法人東京都滝野川歯科医師会

東京都滝野川歯科医師会について

会長よりごあいさつ

公益社団法人東京都滝野川歯科医師会会長 大多和実

公益社団法人
東京都滝野川歯科医師会
会長 大多和 実

 北区民の皆様そして関係各位の皆様、私、大多和実は、平成29年から令和5年までの間、公益社団法人東京都滝野川歯科医師会会長を務めさせていただきましたが、このたび会長職を辞することとなりました。私の任期中、皆様方のご支援と協力のおかげで、滝野川歯科医師会は大きな成果を収めることができました。心から感謝申し上げます。

 私が就任したのは、平成29年6月です。これまでと同様に忙しい事となるのではあるが穏やかな日常は変わらないと思っていました。しかし令和2年2月、世界は一変しました。この時より、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行によって、私たち医療従事者にとって未曾有の試練が訪れました。滝野川歯科医師会は、少人数の組織であるにもかかわらず、公衆衛生および保健衛生事業に積極的に取り組み、北区障害者歯科保健センター、つつじ荘、晴山苑の特別養護老人ホームでの歯科衛生事業、北区の委託事業である休日歯科応急診療所の運営を感染防止に努めながらの非常に厳しい運営を行ってきました。私たちは、地域の皆様の健康と福祉を最優先に考え、多くの課題に立ち向かいました。

 また、近年では医療業界全体がDX(デジタルトランスフォーメーション)への対応を迫られています。滝野川歯科医師会も例外ではありません。私たちは、情報技術の進歩を活用し、患者さんへより良い医療サービスを提供するために努力しました。東京都歯科医師会と地域の歯科医師会で開催されてきた東京デンタルフェスティバル2020は初めての試みとしてウェブ開催となり、参加者は1300名を超えました。北歯科医師会、東京都衛生士会、東京都技工士会にも心よりの感謝を申し上げます。またこれの成功には、会員の皆様の協力があってこそです。

 私が滝野川歯科医師会会長としての任期を務める中で、多くの素晴らしい出来事や困難な瞬間に遭遇しました。そのすべてが私の成長につながり、貴重な経験となりました。皆様方と共に歩んだ日々は、私の人生において大きな意味を持つものとなりました。

 私の辞任により、新たな会長が就任されることとなりますが、私は鈴木 守先生に心から信頼を寄せています。滝野川歯科医師会は、少人数ながらも強い絆で結ばれた素晴らしいメンバーです。今後のこの会の成長と発展を心より願っております。